秋風

9月も終わろうとしています。日々に追われているうちにまたしても一ヶ月があっという間でした。

気づけば、朝晩の風がかなり冷たくなってきました。日中は、シャツ一枚、ときには半袖でもいられる日もありますが、帰り道 自転車をこいでいると羽織りものが必要な季節になりました。

なかなかゆっくりと好きな読書をしたり音楽を聴いたりする時間が無いなぁ・・・(時間が無いというのは、言い訳ですね。時間は作るもの・・・と恩師に怒られそう・・・・)などと思っている毎日です。

花子とアンが今日 最終回でした。私はいつも録画をして見ていますので家に帰って 家でやっている仕事をかたずけながら録画した15分を見るのが夜の楽しみです。

私も、本の中から、活字の中から沢山の夢や空想の翼を広げながら育ちました。嬉しいときも悲しいときもいつも本が私を助けてくれていました。いい大人になった今でも、テレビを見るよりも本を読んだり画集を見るほうが好きです。

年齢を重ねるとともに、小説だけではなくて 決められた短い語句の中に想いを込める 短歌や俳句に より味わいを感じるようになりました。朝晩の通勤の時、ふと周りを見渡し 綺麗な景色やおやっと思う光景が目に入ったりすると 心の奥に留めていたさまざまな本の場面や俳句や短歌が浮かびます。私自身は、自分で歌を詠んだり、お話を書いたりする才能は皆無なのですが・・・。

  昨夜の帰り道、会社の外へ出たら急に気温が下がって 冷たい風が吹いていました。その中を自転車をこぎながら思い出した句です。

  秋風に折れて悲しき桑の杖・・・・・松尾芭蕉

 松尾芭蕉は 好んで桑の木で作った杖を愛用していました。それが折れてしまいました。桑の木は、折れると木の中心に空洞があります。秋風に吹かれてポキンと折れてしまった杖に自分の心の中にぽっかり空いた空洞を重ねて その切なさを詠っています。

  芭蕉の蕉門最古参の門人に 松倉 嵐蘭(ランラン)という人がいました。老荘思想の持ち主で芭蕉は、彼ととても気があったようです。その嵐蘭が47歳の若さで亡くなりました。その嵐欄の死を悲しんで芭蕉が詠った挽歌がこの歌です。短い語句の中に、芭蕉の落胆と深い悲しみが感じられます。

 同じ本を読んでも、同じ文章、同じ句、同じ歌を見ても 年齢とともに・・あるいは、自分自身の置かれている状況によって・・・感じるものは違いますね。若いころ、この歌を始めて目にしたころは そんなにも深く感じなかった気がします。今は、この句の余韻が心の琴線に触れます。

  そんな句を思い出しながら家に帰り着きましたので、ちょっと心の中から温まるような食事を作ろう・・と思いました。しかも超短時間で。・・・で、新潟に伝わる おぼろ汁を作りました。

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 いつものことですが、なんたって手抜きで ぱぱっと作るので あまり見栄えもよくないのですが、お豆腐をおぼろ月に見立てている古くから伝わる郷土料理です。生姜も入っていますし、水溶き片栗粉でとろみをつけていますので芯から温まります。具は冷蔵庫の中にある残り物少々です。
(4~5人分)
絹ごし豆腐  1丁
かつおだし汁 700~800CC
醤油     小さじ3
みりん    小さじ3
塩       小さじ1.5
砂糖     小さじ1.5
水溶き片栗粉 大さじ 1.5~2
小口ネギ   少々
生姜     小さじ2(お子さんのいらっしゃるおうちは 少々で)

本当はだし汁も 干し椎茸があればその戻し汁をつかうと美味しくなります。
だし汁に冷蔵庫の残り物野菜を小さ目に切ったものを入れます。うちは、昨夜は 人参、里芋、長ねぎ、椎茸、牛蒡を入れましたが、筍や青味野菜を入れても美味しいです。葉物は最後に入れます。野菜に火が通ったら醤油、すりおろした生姜、みりん、砂糖、塩を入れて味を整えます。
ひと煮立ちさせたら そこへ カレースプーンで丸く平たく豆腐をすくって汁の中に入れます。
最後に水溶き片栗粉でとろみをつけます。はい、出来上がり!

あれば、仕上げに三つ葉と柚子をちらすと 本当に美味しいです。たっぷり作って、翌日の昼に お餅を焼いたのを入れて食しても美味しいです。

我が家は、↑の量では多すぎるのでかなり余ります。今夜は もやしとえのきを入れて利用します。

明日は、母の納骨にお寺へ行ってきます。本当の四十九日は 9月21日でしたが、お彼岸はお寺が混むので明日にしました。また淋しくなりますがしゃんとしないと!!

今日の 通勤は

ネイビーのコットンワイドパンツと カラーレスのストライプ七分袖シャツです。(マーガレットハウエル)

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by hana2724 | 2014-09-27 16:13 | 日々のこと